本日、掛け唐草。。
今日は、山門の、破風部分。蓑甲箇所。。の
掛け唐草(かけがらくさ)の取り付けです。。
地割りをして、下がり止めの、捨てビス打ちまして
ガンガン、取り付けちゃいます。。
今でこそ、ビスだけど??昔は、5寸釘打ったんだぞ!!
って、後輩君に、じじいならではの、昔話。。。(笑)
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蓑甲(みのこう)箇所は、破風の、角度が、違う為
同じ出寸法で取り付けると、通常真ん中付近が、
はらんで見えます。。
ここを、職人技で、真ん中を、絞るっと言う作業を施します。。
ここで、何枚目を中心に、絞れば良い!!っと言ってやれれば
変てこな屋根は、減るのですが??(笑)
これが、一概には、言えないのがネックです。
そう、現場・現場により、違うからです。。
本・教科書・を見て、勉強している諸君!!
本来は、原寸図を引いて、施工するのが望ましいですが??
え~い!!本日は、ご機嫌がよく、飲みすぎちゃったので、
本掛け蓑甲唐草の、取り付け方を、特別に、公開致します。。
良い子の皆さん。。メモのご用意を・・・・・
例えば、あくまで、例えばですが??
20枚登りの、掛け唐草の取り付け。。。
真ん中で、1寸絞ると仮定しましょう。。
頭の良い、几帳面な貴方なら・・・・
3寸5分・・3寸4分5厘・・3寸4分・・3寸3分5厘・・・・・・・・っと、
5厘刻みで、取り付けたくなりますが????
これでは、良い曲線は、描けません!!のよ
アール・角度。。現場・現場により、曲率・野弛み、勾配が違います。。
そんな時の、有効な手段を、公開いたします。。
人呼んで、けつ墨工法だぴょ~ん!!
まず、絞りたい位置。(現場によって違う)に、墨をします。。
切り隅付近・入母屋であれば、破風尻に、墨をします。
そして、一番頂点の、拝み付近にも、墨を出します。。
上から下まで、チョークラインで、引き通します。。
そして、真ん中付近の、絞りたい箇所の墨めがけて・・・
パツンっと、気合を入れて、飛ばし墨を、打ちます。。
一発で、決まればかなりご機嫌。。。
何回打っても、決まらない時は、かなり、不機嫌。。。(笑)
↑そう、このライン。。。
このラインめがけて、取り付けます。。
瓦当も、あ~ら不思議。。。ビしっ!っと通ります。。
後は、瓦の大きさ、焼きちじみ等を考慮いたしまして、
微調整。。。
信じるのは、自分の目。。。。
これ、かなり有効な手段です。。
私のブログをいつも見て下さっている方だけに、
特別に、お教え致します。。(笑)