SSブログ

山岩対決。。

今日は、蔵。。当社総勢1馬力にて、この間、刻んだ、

刻み袖の取り付けに、参上致しましたぁ。

そうそう、名入れの拝み巴も、特注にて、仕上がりましたので、

ついでに、配送いたしました。

じゃ~ん!!↓DSC05607.JPG

左が、大正時代の既存巴。。右が、今回、この雰囲気を残しつつ、

三州鬼瓦窯元、(株)マサヨシさんに、特注で作っていただきました、

復元、名入れ巴、花深(はなぶか)です。

本来、蔵の、拝み部分は、その昔、左官職が、漆喰で、

ケラバ漆喰の延長線上で、漆喰で、作った、花深(はなぶか)が、

最初です。この時は、花深の、面は、やや、下を睨み付けるように

細工してありました。そう、屋根は、下から、見上げるもんです。

見上げたもんだよ、屋根屋のふんどし。。。

ま、これは、余談ですが。・…(笑)

これを、大正時代の、気合の入った、鬼師が・・・

ご覧のような、花深を・・・・↓DSC05608.JPG

ケラバ漆喰、漆喰花深なら、にゃんとか、納まりますが??

この瓦製ですと、刻み袖の、下端が、つんつるてん!!

更には、角度のせいで、横あきが生じておりました。

今回、復元にあたりまして、下を睨み付けるのを尊重したい。

昔のイメージは、残したい。。

んな訳で、(株)マサヨシの社長さんに、相談。。

レスポンスのよい、社長さん。私のブログを見て下さって、

私の言っている意味が通じまして、

こ~んな、感じに、仕上げて下さいました。↓DSC05609.JPG

そう、面は、かぎ(えいかく)で、中は、かね(ちょっかく)です。

肉の厚みで、クリアしてくれました。↓DSC05610.JPG

私の要望通り!ちょいと、上付き。。これで、ケラバ脇、下端、

ピッタリいくはずです。更には、きゅいーん!っと、エッジの効いた、

シャープな納まりになります。

後は、屋根屋さんの、お手手次第。。ま、ご期待下さい。。

さーて、屋根屋さんは、刻み袖・・・・↓DSC05615.JPG

左右、微妙に、長さの違う、既存野地。。ですが??

ビシッと!左右シンメトリーに、納めまして、

登りきりました↓DSC05618.JPG

んで、こっち側も・・・・右↓DSC05619.JPG

左↓

DSC05620.JPG

これまた、ビしッ!っと、取り付け中。。

明日は、いよいよ、平葺きに突入予定です。。

んじゃ。。。


この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。