蔵。。修理依頼
今日は、同じ埼玉県でも、片道50キロのH市
まで、行って来ましたぁ。
はい、こ~んな感じの土蔵です。。
んとね♪この蔵の、壁の塗り替え工事をやることになった
名人左官が、土壁の補修を、5年も前から、手がけていた
物件です。。
んとね♪蔵の土壁っていうのは、ただ塗ればいいのではなく、
乾いては、塗り、乾いては塗りの繰り返し
今の、工期・工期。ご予算・ご予算と言っている、
現場監督や行政じゃ、わからない事。。。
昔からのものには、「旬」(しゅん)っと言うものがあるんです。
木舞の竹の、切り旬。。土壁の、寒壁。。
旬のものを食べれば、長生きする。。。旬の工事をすれば、
長持ちする。。。
こ~んな事もわからない連中が、能書きたれるのが
一番よくない。。(笑)
ま、旬の話は、後日、ゆ~っくり時間のある時に、書きます。
さて?この物件。。。
壁塗り工事を、始めた頃は、瓦は、まだまだ、しっかりしていた蔵
名人左官。いよいよ、土壁も、乾いて、本格工事に
入った時。。。。
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↑この、瓦のずれ。。。これは、着工後の、東日本大震災により、
ずれちゃったようです。。
あの、関東大震災にも、耐えた蔵。。。
これは、以前に、インチキ漆喰屋に、騙された、インチキ漆喰のせいです。
明治時代の、漆喰影盛り・紐漆喰に、増し打ちをかけ、
桟瓦も、漆喰ベタベタ塗り。。肝心な、箇所には、塗らず、
本当は、塗ってはいけない、塗りやすい箇所に、ベタベタ・ベタベタ。。
結果は、ご覧のありさま。。。(笑)
このままじゃ、せっかくの、壁補修をしても、もったいない。。
ってなわけで、私、お洒落な屋根に、相談が来た物件です。
この蔵。。これは、文庫蔵と言って、米等を入れておく、お百姓さんの
土蔵ではなく、燃えてはいけない、書物等を入れておく土蔵です。
特徴は、私の家の近辺の蔵より、ちょいと、小さ目。。。
そして、たっぱが、ちょいと、高い。。
観音開きの、土戸が、3個ある。。
ご覧のような、木戸が・・・・・
この、木戸の上に、さらに、扉が????
これは、鼠(ネズミ)返しっと言って、ネズミの進入を防ぐ為です。
ネズミに、大事な、書物.書付け等をかじられないようにするため。。
これがあるのが、文庫蔵の特徴です。
ネズミは、人間の、足元の、ちょっと、後ろに隠れていて、ぴょ~んっと
進入する癖があります。。
そうそう、子・丑・寅・・・・の干支の順番。。。
早起きの、牛の、影に隠れて、トップを、奪った、ネズミ。。。
聞いた事あるでしょ??(笑)
ちなみに、私、ネズミ歳です。。(爆)
ま、関係ないことは、置いといて。。。
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これぞ!関東流。江戸棟。。
巨大、影盛りで、鬼瓦主張!!、関東大目地で、紐漆喰。。
小さいながらも、いい味出してます。。
小江戸川越の、蔵造りにみられる、手法です。。
注・・小江戸川越のは、店蔵
さて、この雰囲気を残しつつ、現在の手法で、挑戦!したいと
思います。。。
ただ、屋根は、そのままで行けると、始めた仕事なので、
ご予算面が???
ま、とりあえず、見積もってみます。。
53判面取り・カエズ。。ってのは、なしにいたします。(爆)
さて?行ったついでに、すぐ、近所の、春以降、決定しているお宅に・・・
この蔵は、農家さんの、蔵ですが??、
↑の文庫蔵よりも、歴史が、古いです。
かなり、弱っていますが??復元いたします。。
一部に残っている、
垂木の下の、波型漆喰が、お城の手法と、よく似ています。。
こ~んな、細工がしてあります。。
どおせだったら、山田さんに、やってもらいたい。。
これが、本来の営業ですね♪
違いの、わかる男。。ネスカフェ ゴールドブレンド。。
(●>∀<●)ノケッケケケ ププププぅぁはははははっは
こ~んなこと、言ってるようじゃ、また、損をしそうな、予感。。。
人間、惚れると、弱いですね♪(爆)ま、いいや。。