井戸屋。
昨日は、以前瓦桟打ちに行って来ました、「井戸屋」の瓦工事です。
技能グランプリの架台より、ちょ~っと、大きめ程度の屋根です(笑)
よ~ち!!一丁やったるか!!
すっかり、グランプリ気分で、挑戦!。。いたします。
お~っと、お洒落な屋根選手。。
元請けの、PTA会長さんと、RED君の3人掛かりです。(笑)
これは、間違いなく、大幅な減点か?もしくは、失格でしょう。。(爆)
続きを見て見ましょう。。
使用瓦は、グランプリと、同じ(株)丸栄陶業製の、切り落とし。。
んだけろ、通常の葺き足ではなく、中深(ちゅうぶか)使用。。
軒瓦も、一文字と万十の混合に対し、ベタ万使用。。
厚熨斗素丸共3段積みなのに、
更には、割熨斗瓦のちりは、勾配で、勾配で、10ミリとする。。
っと、明記してあるのに、かかわらず。。。
ここで、さらに、不合格なのは、鬼際、胴元、棟幅を変えてあります。
そう、鬼際の棟幅を、胴元より、5分内外広げて張ります。。
そして、鬼際の熨斗勾配を多くとります。
そうなれば、自動的に、鬼際のちりは、多くなります。。
ちりが多く、勾配が強いということは、鬼際に、ふくらみがある仕上がりに
なる。。っと、言うことです。。
このような、軒先が、ほ~んのり、反っている場合に、
・
あっ!それと、これまた、勝手に、目地積みなんかやっちゃってます。。
指定の、鉄筋棒も入れてありません!!
完全に、失格どころか?間違いなく、、退場でしょう。。(爆)
ま、冗談は、さておきまして、
↑ご覧のように、ガイドラインの名のもとに、鉄筋棒入れてます。
しかも、裸銅線をからめてあります。
このままの、架台を、十年間放置したならば・・・・
間違いなく、この、被り厚ですと、2段目の熨斗瓦が、
蛇が、卵を飲んだように、ばん膨れに、なることでしょう。。
これは、経験値。。瓦に鉄釘を打ってはいけない!!
瓦針金は、鉄線を使用してはいけない。。
これは、諸先輩方から、教えてもらったもの。。
教わってらから・・・・
鉄釘を打った、唐草・ケラバが、鉄釘の、さびの膨張により、
ひび割れ。。
こ~んな場面に、数多く、遭遇いたしました。。
私の経験では、棟に鉄筋棒が入っていた現場の、棟積み替え工事
鉄筋棒が、ショリショリの、ぐずぐず状態を目の当りにした、経験から
言います。。
棟に、鉄筋は、絶~対ダメ!!
グランプリで、やっていたから・・・・っと、
良かれと、思わないでください。。
良かれと思って、手間をかけて、施工した物件が・・・・・・
って事のないように・・・ご自分の判断で施工することが望ましい。。
私は、言いたい。。半分棺桶に片足突っ込んでいる、年配は、
いざ知らず。。。若い諸君は、安易に信じない方がいい!!
君たちには、未来があるのですから・・・・。。
こ~んな事。。そういえば、若かりし頃。。
お洒落な屋根っていう、ブログで、ヨッパじじいがほざいていたな??
っていう、時代が、必ず来ます。。間違いない。。
ご記憶の程。。(笑)