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蚕屋(かいこや)。。

めんどくさい明治時代の瓦の復旧工事。。。

本日終了いたしました。

お施主様いわく、今の瓦は、味がない。。。

この地域は、その昔、養蚕農家が多い地域。。

家の近所で、世界遺産になる建物が・・・・・・↓

富岡製糸工場

 http://worldheritage.pref.gunma.jp/ja/

近所の建物は・・・島村地域

み~んな、煙出し。越し屋根。櫓(やぐら)等、呼び名はそれぞれですけろ。。

が、付いている建物が多いです。

これも、お蚕様の為の、換気システム。。

主役は、人間ではなく、お蚕様。。

現に、このお宅・・・・↓DSC02286.JPG

この箇所↓DSC02281.JPG

瓦を取っちゃって、コンクリートの滑り台状態。。

そうです。蚕の、餌の、桑を2階に入れたり、蚕道具の出し入れのための

バイパスです。(笑)

このような構造の建物。その昔、よく見ました。

この煙出し(櫓)↓DSC02283.JPG

DSC02284.JPG

そう、これも、お蚕様のための、棟換気。。。

今でも、ご覧のように、↓DSC02285.JPG

開閉いたします。。(笑)

旦那様が、今の瓦は、味がない。。とおっしゃるので、

すぐ近く世界遺産候補になりそうな、お宅を、見て来ましたぁ↓DSC02275.JPG

綺麗に整備されたましたけろ・・・・・

DSC02276.JPG

私の想像通り!!↓

DSC02277.JPG

いぶし瓦53判削ぎ。棟も、厚熨斗ベタ積みにて、施工。。

門も、↓

DSC02278.JPG

風切丸なし、カエズ、紐袖にて、綺麗に施工されてました。。

DSC02279.JPG

どうも?俺ん家の物置の方が、味があるように思うのですが??↓DSC02282.JPG

確かに、旦那さんの目の方が正しい。。

瓦は、53判JIS規格だけでは、語れないのよ。。

慶応2年に、削ぎはないし、ましてや、紐ケラもない。

きちっと、復元すれば、世界遺産なのに、ちょ~っと、もったいない

っと、お施主様との、お茶のみ話。。。


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