蚕屋(かいこや)。。
めんどくさい明治時代の瓦の復旧工事。。。
本日終了いたしました。
お施主様いわく、今の瓦は、味がない。。。
この地域は、その昔、養蚕農家が多い地域。。
家の近所で、世界遺産になる建物が・・・・・・↓
http://worldheritage.pref.gunma.jp/ja/
近所の建物は・・・島村地域
み~んな、煙出し。越し屋根。櫓(やぐら)等、呼び名はそれぞれですけろ。。
が、付いている建物が多いです。
これも、お蚕様の為の、換気システム。。
主役は、人間ではなく、お蚕様。。
瓦を取っちゃって、コンクリートの滑り台状態。。
そうです。蚕の、餌の、桑を2階に入れたり、蚕道具の出し入れのための
バイパスです。(笑)
このような構造の建物。その昔、よく見ました。
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そう、これも、お蚕様のための、棟換気。。。
開閉いたします。。(笑)
旦那様が、今の瓦は、味がない。。とおっしゃるので、
すぐ近く世界遺産候補になりそうな、お宅を、見て来ましたぁ↓
綺麗に整備されたましたけろ・・・・・
私の想像通り!!↓
いぶし瓦53判削ぎ。棟も、厚熨斗ベタ積みにて、施工。。
門も、↓
風切丸なし、カエズ、紐袖にて、綺麗に施工されてました。。
どうも?俺ん家の物置の方が、味があるように思うのですが??↓
確かに、旦那さんの目の方が正しい。。
瓦は、53判JIS規格だけでは、語れないのよ。。
慶応2年に、削ぎはないし、ましてや、紐ケラもない。
きちっと、復元すれば、世界遺産なのに、ちょ~っと、もったいない
っと、お施主様との、お茶のみ話。。。