SSブログ

今が旬の土壁。。

今日は、以前施工させていただきました蔵。。に参上です。。DSC06076.JPG

そう、あの、不覚にも、いぶし銀の左手を、負傷してしまった

現場です。。

本日の参上は・・・・↓DSC06078.JPG

この、下屋根の、マネギ鬼瓦の、微調整です。

この、一枚破風板の、行きっ放しの招きの場合。。

折り返し・まねき箇所の勾配を、微妙に緩くする工法がとられます。

そう、同勾配ですと、短い分だけ・目の錯覚により急勾配に

感じられるからです。。

お手手の爪も、生え変わりまして(笑)いよいよ本決めに登場いたしましたぁ。

下では、名人左官が、土壁を塗っています。。↓

DSC06080.JPG

DSC06081.JPG

DSC06082.JPG

DSC06083.JPG

↑これは、蔵の内装です。。

通常ですと、蔵は、外壁だけだけのものも、多いですが??

この蔵は、内装も土壁。。。これは、返し壁と言う工法です。。

外壁だけで、竹木舞が見えていれば・・・まだ、ましですが??

このような、返し壁をつける場合は、時期を選びます。。

そう。「寒壁」(かんかべ)って奴です。。

湿度の少ない、今の時期が、ベスト。。「今が旬」だそうです。

1分1秒でも、早く、急激に乾燥させる。。これが、後々、竹木舞・荒縄・

ワラビの蔓の縄・藁・等に、優しい時期です。。

例えば、入梅時期等の、湿度の多い時期に、このような作業致しますと、

竹木舞・藁等は、腐り、長持ちしないのが自然の原理。。

今回・いたんだ木舞もかき直しまして、↓

DSC06084.JPG

DSC06085.JPG

外壁・内壁(返し壁)の繰り返し・・・・で進行中。

そうそう、この竹。。縦は、昔っからのまま。。。

横竹だけ補修したのです。。

痛んだのは…横竹が、ほとんど。。。

水の浸入・結露等で、横は、傷む

ここんとこ踏まえての挑戦!です。。歴史がもの言ってますから・・

あっ。そだ!今のガイドラインの横鉄筋。。。は、絶対に、ダメ!!

100年後・200年後なら許せますが?

誰か、年配者が、教えてあげないとですね♪

そう、昔懐かしい…これ・・・↓DSC06088.JPG

土こね土練機。。

土こね世代が、正しい事言わなけばこの業界はない!!

欲ったかりのアンポンタンの綺麗事だけじゃ、

この業界は、ダメですね♪

瓦製造も、天日干しの時代から、を、語らないと、ダメですね♪

温度・湿度・時期・旬。。。

寒壁の荒壁・にも言えるように・・・

荒地・白地・青い・あぜもん・あぶり。。等。。

旬を加味した、絶妙な、職人技。。忘れてはいけませんね♪

ぐれた能書きこく奴は、これを忘れています。。これすらわかりません!!

いつも通り。何書いてるるんだか??わからなくなっちゃいましたけろ・・

ま、んな訳です。。(笑)

あっ!そだ!このたび…この、四方転びの、水屋?ん?井戸屋。。↓DSC06087.JPG

復元工事の、ご依頼です。

ベタ万で、スッキリ行くか?蔵との、調和を図って、

ツヅ入りで行くか??ま、私にお任せコース。。

とことん、悩めば、夢に出てくるタイプ。。(笑)

こ~んな経験。って、皆さんも?あるでしょ??((*´∀`))ウキャキャ


nice!(0)  コメント(2)  トラックバック(0) 

nice! 0

コメント 2

瓦人

日本の建築は自然との共生ありきってことですね^^
あ!そもそも建築の築って、竹+土+風+木で出来る漢字!!
どこにも鉄筋やガルバニウムや塗料って言葉は無いですね(笑)
by 瓦人 (2013-12-14 22:35) 

お洒落な屋根

瓦人さん> そうですね♪忘れかけている日本建築、忘れてはいけない日本建築
       土壁も魅力的だし、その土で焼いた、瓦も、素敵に魅せなければ
       いけませんね♪
       美人瓦も、冴えていましたよ~ん!!ニコ(*^_^*)ニコ
by お洒落な屋根 (2013-12-16 06:17) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。