惚れた弱み。。
↑こ~んな、味のある建物の瓦修理です。。
築、昭和一桁。。瓦は、明治時代(推測)の物件です。
この当時は、古材・古瓦で、建てた家も、数多く存在しました。
後日、暇があれば、公開したします。。
ま、んなことは、おいといて・・・・(笑)
土葺きの為、上からの重量に耐えられなくなり、↑ご覧のように、
我慢しきれずに、飛び出ちゃった唐草です。
ま、自然の法則と言えば、それまでですけど・・・・・(笑)
今回は、棟瓦積み替えではなく、
軒瓦、詰め替えです。。ん??
本来ならば、葺き替えがベストなんですが??
↑こ~んな感じに、ばらしまして、↓
いよいよ復旧工事です。↓
これは、かなりめんどくさいし、高度な技術を必要としますので、
出来れば、避けたい工事ですが??
頼まれちゃぁ、しょうがない。。
出来ない訳でもないので、好き好んで、悪戦苦闘中。。(笑)
今の、ぐれた瓦より、断然かっちょいいでしょ??
ここに、気付くと、結果的には、損をします。。(笑)
↑関東、8分通じ、青海波。。。。
今の、53判では、表せない、表情。。。
ここが、わかんねーと、瓦、和型は語ってほしくないですね♪
ま、惚れた弱みで、復旧いたします。。
だって、自他共認める。瓦バカですから・・((*´∀`))ウキャキャ
姫路城の、登り唐破風みたいだ。。(笑´∀`)ヶラヶラ
にゃんとか、復旧いたします。。んじゃ。。
2012-08-27 19:43
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コメント(4)
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コレはまた厄介なお仕事。。。お疲れ様です。
これを足場なしでやれ!なんてことも稀にありますが・・・
今回はイイのがちらっと見えて安心しました。
越し屋根のさり気ない二本の風切丸がそちらの文化でしょうか?こういうのがたまりません。
あと・・・
田植えができそうなくらいの土葺き(笑)分厚い!!
by 足袋人 (2012-08-27 20:12)
我が家がこの間、土葺きで葺き直しをしたときは、4〜5種類の瓦が混じっていると言われました。
それは、今では知っている方はほとんどいませんが、この町は昔、祭りがけんか祭りで、路上で2基の頂載(車輪をつけた山車や山鉾のような物)が出会うと先を争って、相手の頂載の瓦をはぐようにして勝った方が先に道が通れるのが決まりでした。
頂載の方が家より高いので、長さも10メートル以上あり、重さも1トン近い頂載は家にぶつかるは、相手に勝つため、ひとの家の屋根に上がってその家の家の瓦を剥いで相手にぶつけて妨害をいたようです。
そしてけが人がとにかく多くでて、血を見れば見るほど、その年は豊作になると思われていました。(すごい、おおらかでしょう、笑い)
祭りの後は、屋根の修理で町中大変だったでしょうね。
どでかい頂載は道路の舗装が壊れるので、町で禁止令が出るまで続いていたと、おじいさんが言っておりました。
その名残で、私は小学校の低学年の時からおじいさんに雨漏りの修理があると屋根にいっしょに上がらされていました。
風呂や竈の、煙突掃除で上がることもありました。
屋根の上はすごくと気持ちよくて高校生ぐらいまで、何もないときでも屋根に木のはしごで上って、寝っ転がったて空を見上げていたものです、、、、、
ミニミニ頂載は私の小学生の頃まではあって、いつも地区の子供の代表で、頂載の上で化粧をし着物を着て、太鼓をたたいていました。今は神社に納められ、それすら祭りで使いませんが、、、
昔の祭りはおもしろかったです。
しかし、明治時代の瓦ですか。瓦っていったい何年使える物なんですか???
by katuyoshi (2012-08-27 21:39)
足袋人さん> ご察しの通り、厄介です。(笑)
ジャングルジムみたいな無意味な足場は、大っ嫌いな私ですが?
この場合は、足場がないとねぇ?
この、煙出し。家の方の文化です。この家は、養蚕農家
蚕の為の、換気システム。ま、言うなれば、今流行りの
棟換気の、原型のようなものです。
今では、否定されつつある、(土葺き)ですが?
土の置き方。かませ方。先人葺き師の教え。
ビンビン感じる物件です。
帳面面だけのアンポンタンじゃ、感じられないですね♪
さ~て、今日も、勉強させていただきに行ってまいります。(爆)
by お洒落な屋根 (2012-08-28 06:32)
katuyoshiさん>頂載ですか?初めて聞きました。
katuyoshiさんは、広島の方でしたよねぇ?
興味を持ったのでネットで検索してみましたぁ。
けんか祭り。地域の文化、歴史、大事にしたいですね♪
ありがとうございました。
瓦ですが、焼きが良く、施工が完璧なら、半永久的に持つ
屋根材だと思います。
今の、賞味期限(笑)がある、新生屋根材なんかとは、
比べものにならない、素材です。。(^-^)ニコッ
by お洒落な屋根 (2012-08-28 06:58)