大きな木のある家
私の今日の仕事は、そう、先月の台風後から、入る予定だった現場。。。
仕事仲間の、PTA会長さん元請けの現場です。
この現場、古民家再生プロジェクト。。、
本来は、一枚かんでいるお洒落な屋根ですが??
にゃんとも、この台風が、大きな爪跡を残してくれちゃったので、
約、一か月、PTA会長さんが、一人で、コツコツ、平葺きしてありました。
本日より、いよいよ棟積み。。。。
ここで、参上しなければ、男がすたる。。。
忙しいのなんのって、屁理屈がきかない状態。。
築、江戸時代末期か?目地時代初期の古民家です。。
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これを、大改造。。。東京の設計士さんの、元。。。
大リフォーム。。。古民家再生プロジェクト。。。。
んとね♪この江戸時代の家。。。今から、40数年前。。。
元々、草屋根(茅葺き)だった屋根を、瓦屋根に、小屋取り替え
化粧垂木までは良かったのですが???
当時、流行った、合板ベニヤ使われちゃったから、始末に悪い。。
瓦屋根も、豪華絢爛に積んではありましたが??
今一。。センスに欠ける仕上がり。。。でしたので、
このたび。。。昭和の大リフォーム。。に続きまして、
平成の、超大リフォーム。。とあいなりました。。
このお宅。。。大きな木のあるお家です。。
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この~木、何の木。??
はい、これは、もみの木です。そう、クリスマスツリーに使われる木。。
しっかし、でっけーもみの木ですね♪
さて、仕事ですが??ここで、問題です。。
このような復元。。どの時代までさかのぼるか?
元をただせば、草屋根だし。。。昭和の大改修時の屋根がすべてか??
にゃかにゃかむじゅかちい所です。。
当時、流行った、合板を撤去し、大工ちゃんが、無垢板に張り替えて
下さり、↓
中も大改造中
瓦も、切り落ち瓦で、棟も、紐熨斗、天神にて、目地積み。。
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時代考証もなんのその、これから、また、新しい文化のスタートです。
それには、後の時代に恥ずかしくない、仕事しとかなくっちゃですね♪
その場良ければすべてよし!!じゃ、ダメで・・・・
合板はダメ。行き付く所は、やっぱ無垢なんでしょうね。
大きなクリスマスツリーは、見ています。。((*´∀`))ウキャキャ
お~、こんなに立派な屋根だったんですね~(≧▽≦)
土台がしっかりしていると、100坪超の瓦屋根でも軽~く見えますね!!
↑↑ ここ重要・・・鉄板だから軽い、瓦だから重いのではなく、見合った土台ってのがあってこそのトータルバランスなんですよね^^
こちらでは土壁の建築にガルバが乗ってます(笑)
支離滅裂ってこういうことです。
時代を超える建築って、木と土と経験と技術と・・・そんな本物同志の競演があってこそ!!
棟積みもそんな競演・・・楽しみにしています^^
by 瓦人 (2013-10-12 07:16)
瓦人さん>そうなんです。この現場着工する、前日に竜巻被害
にゃんとか、やりくり付けて、遅ればせながら参戦です。
美人瓦、美しく輝いてましたよ~ん!!
このクラスになりますと、切り落ちの馬力感が、不可欠ですね♪
昭和の大改修のへまを、取り除き、新しい未来への第一歩。。
これも、江戸時代の、先人達の教えです。。
平成の今、目一杯の器量で挑戦!です。。
ご協力感謝致します。。です。(^-^)ニコッ
by お洒落な屋根 (2013-10-12 20:40)
我が社では、茶園場さんの屋根をグランパ氏が昭和の大改修と称しておりますから、ライバルですなぁ~(*^o^*)
あの母屋…長屋門の下屋。(-.-;)
by まさゆき (2013-10-14 12:40)
まさゆきさん>そうです。ライバルの、レベルです(笑)
ん~ん!!、ついでに、風切り丸なし!!の例の蔵も
追加しておいて下さい。。(爆)
by お洒落な屋根 (2013-10-14 20:19)